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瀬戸内海に面した兵庫・室津は万葉集にも歌われる古い港町。その室津港の名産「いかなごくぎ煮」を製造する炭屋は、初代炭屋彦五郎によって天明八年(一七八八年)創業、安政三年(一八五六年)作の「道修町通り水帳絵図」に紹介される老舗です。
江戸時代から室津港は参勤交代の要港として栄え、なかでも肥前の殿様は、室津のいかなごをいたくお気に召し、参勤交代の帰路、これを手土産に故郷へ船足を急がせたという話が伝わっています。
炭屋調理場前で船から直接陸揚げされたピチピチはねるいかなごを、本場龍野の天然醸造醤油でくつくつ長時間かけて煮込みます。煮あがった姿が丁度、釘のような形をしているところから、「くぎ煮」の名がつけられております。
あたたかいご飯に、お茶漬けに、お酒の肴にもよくあい、巻きずしやおにぎりの芯に使ってもオツな味が楽しめます。
発育期のお子様や骨の脆くなるお年寄りに最も必要とされるカルシウムは牛乳の5倍以上もあり、昔ながらの手造り製法が産んだ、まさに無添加健康食品の王様と申せましょう。百味伝承・炭屋の「いかなごくぎ煮」をじっくりご賞味下さいませ。
七代目主人 敬白 |
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